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平成22年度 安全・安心まちづくり県民の集い ふくおか

 
 福岡県では、地域防犯活動団体や県民が一堂に集まり、互いの情報交換及びネットワークづくりを行うことや、防犯意識の高揚を図ることを目的として、「安全・安心まちづくり県民の集い ふくおか」を開催しました。
 この催しは平成19年度から開催しており、4回目となる今年は「子ども・女性の安全・安心」をテーマに、立正大学の小宮信夫教授による基調講演や、さまざまな立場の防犯ボランティアによるパネルディスカッション「防犯ボランティアサミット」が行われました。
 また、防犯やまちづくりの活動を行っている団体や企業によるブース形式での活動事例展示・発表を行いました。当日出展できなかった団体からは、活動の様子を写した写真を募集し、パネルで展示しました。

【開催概要】
 日 時:平成22年10月10日(日) 13時〜16時30分
 場 所:アクロス福岡 B2F イベントホール
 参加者:地域防犯活動団体及びテーマに関心のある県民
 テーマ:「子ども・女性の安全・安心」
 催事内容:
  ◇Aホール 13時〜16時30分
   ●表彰式(防犯活動功労者等)
   ●基調講演
    演題:「子どもと女性の安全をどう守るか〜犯罪予防は犯罪予測から〜」
    講演者:小宮 信夫氏(立正大学文学部社会学科 教授)
   ●パネルディスカッション:「防犯ボランティアサミット」
    テーマ「子どもと女性の安全・安心」
    コーディネーター:瀧本 浩一氏(山口大学大学院理工学研究科 准教授)
  ◇Bホール 13時〜16時
   ●地域防犯活動団体による展示・発表(ブース形式)
   ●カエッコバザール(不要になったおもちゃ等の交換会)

主催:福岡県安全・安心まちづくり県民の集い企画実行委員会(福岡県、福岡県警察、(社)福岡県防犯協会連合会など)
後援:福岡県教育委員会、福岡市

【ブース出展団体】(順不動)
 1 福岡市だいこんの会
 2 笹丘校区危機管理部
 3 大名落書き消したい(隊)・子ども見守りカメラ
 4 自警団青葉地域安全パトロール隊
 5 長丘自主防犯パトロール事業部
 6 西高宮校区ミニパト隊
 7 ごみゼロ青春探検隊いとしま/
   ごみゼロ・あいさつ・子ども見守り隊 いとしま
 8 御笠青色パトロール隊
 9 天拝坂コミュニティパトロール
10 筑紫地区安全安心まちづくり推進室
11 大野城市安全安心まちづくり推進協議会
12 青山校区生活安全パトロール隊
13 笹原校区子ども見守り隊
14 福岡県生活安全課
15 NPO法人地域交流センター 九州事務所
16 NPO法人男女・子育て環境改善研究所
17 ボランティア こころ
18 直方市感田校区安全推進隊
19 上三緒第四自治会
20 福岡工業大学セーフティパトロール隊
21 福岡大学防犯ボランティア「ななくま元気にするっ隊」
22 (社)福岡県宅地建物取引業協会
23 (社)福岡県警備業協会
24 NPO法人福岡県防犯設備士協会
25 福岡県更生女性保護連盟
26 パフューマークラブ フレグランススクール
27 (社)日本自動車連盟 福岡支部
28 ソフトバンクモバイル株式会社
29 KDDI株式会社
30 福岡ヤクルト販売株式会社
31 福岡読売防犯協力会
32 株式会社アルコム/
   子ども・女性安全安心ネットワークふくおか(コスモス・ネットワーク)




【活動写真展示団体】(順不動、ブース出展団体との重複は省略)
 1 貫校区生活安全パトロール隊
 2 合川校区防犯安全対策委員会
 3 上官校区
 4 青少年育成南風校区民会議
 5 山田校区コミュニティ運営協議会


【開催内容の詳細】
主催者挨拶
海老井 悦子 福岡県副知事 田中 法昌 福岡県警本部長
 
基調講演
 演題:「子どもと女性の安全をどう守るか〜犯罪予防は犯罪予測から〜」
 講演者:小宮 信夫氏(立正大学文学部社会学科 教授)

 犯罪に対して弱い立場にある子どもや女性が犯罪に遭わないためにはどうすればよいか。「犯罪機会論」(犯罪の機会を与えないことによって、犯罪を未然に防止しようとする考え方)に基づき、不審者など「人」に着目した防犯対策ではなく、犯罪の起こりやすい「場所」に着目した防犯対策について、海外との比較など具体的事例を交えてお話しいただきました。
 
 【講演内容のポイント】
・犯罪の起こりやすい場所とは、「入りやすく見えにくい場所」。
 「入りやすい場所」=怪しまれずに対象に近づける。犯罪を実行した後逃げやすい。
 「見えにくい場所」=犯罪が起こっていることが気づかれにくい。
・犯罪を防ぐには、犯罪の起こりやすい環境を改善することが大切。
 設備などのハード面では、簡単に改善することが難しいこともある。
 一人一人の防犯意識を高めたり、防犯活動を通じて地域への関心の高さを示したりすることで、地域全体を入りにくい場所にすることができる。
・子どもに安全マップを作成させるという手法も有効。
 子ども自身が地域の「入りやすく見えにくい場所」を確認し、犯罪を予測する力を身につけられる。マップ作成の過程で地域の大人に積極的にインタビューすることで、ネットワークづくりに役立つ。
 子どもを中心にマップを作ることで、行政、警察、学校など地域の組織連携のきっかけづくりができる。
・地域安全マップという「もの」をつくるのではなく、「人づくり」「まちづくり」を行う。
 どうすれば犯罪の起こりにくい場所に変えられるかを、みんなで考える。自分たちでできることは行い、できそうにないことは行政や警察に相談する。
 犯罪の機会をなくすことが、防犯の近道になる。

 ●パネルディスカッション・防犯ボランティアサミット
  テーマ「子どもと女性の安全・安心」
  コーディネーター:瀧本 浩一氏(山口大学大学院理工学研究科 准教授)
  パネリスト:
  防犯ボランティア/木村 妙子氏(青葉女性パトロール隊 隊長)
  学生ボランティア/小林 英里香氏(福岡大学防犯ボランティア「ななくま元気にするっ隊」 学生代表)
  企業ボランティア/三好 孝一氏((社)福岡県宅地建物取引業協会 総務委員長・常務理事)
  NPO/島津 明男氏(NPO法人日本ガーディアン・エンジェルス 福岡支部長)
  母親代表/SAYURI氏(安全・安心まちづくり県民の集いふくおか 司会)
  警察/大庭 英次氏(福岡県警察本部生活安全総務課 安全安心まちづくり推進室長)
  行政/山下 稔(福岡県新社会推進部生活安全課 課長)


コーディネーター:瀧本 浩一 准教授

パネリスト:山下 稔 県生活安全課長

 「防犯ボランティアサミット」と題したパネルディスカッションでは、
(1)自助 <自分の身は自分で守る、子どもは子ども自身・親が守る>
(2)共助 <地域(地元、企業、NPOを含む活動団体の助け合い>
(3)公助 <行政とのつながり、行政のできること>
 3つの観点から、さまざまな立場のパネリストが、それぞれの活動内容の紹介や子どもや女性の安全を守るための取組の紹介、活動上の課題や支援、団体間の連携について意見交換を行いました。

 【パネルディスカッションの主な発言】

【過去の開催概要】

平成19年度 第1回安全・安心まちづくり県民の集いふくおか
○平成20年度 第2回安全・安心まちづくり県民の集いふくおか
○平成21年度 第3回安全・安心まちづくり県民の集いふくおか

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